プラモデル塗装の基本テクニック(ウェザリング塗装)

プラモデル塗装の基本テクニック(ウェザリング塗装)

プラモの塗装にはさまざまなテクニックがあり、それによってより本物に近い表現をすることができます。ウェザリング塗装もその一つで、 このテクニックを身につければかなりプラモの表現の幅が広がる ため、ぜひ挑戦してみたいところです。
今回はウェザリング塗装に必要な道具や、やり方をご紹介します。

■プラモのウェザリング塗装とは?
ウェザリング塗装とは、汚し塗装とも呼ばれるプラモの塗装方法の一つで、プラモを汚したり、傷をつけたように見せることで、実物に近い質感を出す塗装方法です。プラモはプラスチック製ですが、ウェザリング塗装をすることで、プラスチックとは思えない金属の錆び、塗装剥がれ、使用感などの表現が可能となります。

■プラモのウェザリング塗装のやり方
ウェザリング塗装は汚す塗装方法の総称ですので、いくつかの方法があります。例えば、ウォッシング・チッピング・ドライブラシなどです。実際にウェザリング塗装の手順を紹介していきましょう。同時に必要なおすすめ道具も紹介しますので、参考にしてください。

ウェザリング塗装の下準備

ウェザリング塗装をするためには、きれいなプラモを用意します。すでに塗装済みのものでもかまいません。各ウェザリング手法は好きなものだけをやればよく、必ずしも以下の手順全てをやる必要はありません。ただし、ウォッシングをやる場合はほかのウェザリング塗装より先にやる方がいいでしょう。

 

<ウォッシング>
ウォッシングは、薄めた塗料をプラモに塗り、適度に汚して使用感を出す塗装手法です。きれいなプラモもいいですが、ウォッシングをすることで年季が入った感じが出てリアルになりますので、そういった雰囲気が好きな人にはおすすめです。

ウォッシングは一般的にエナメル塗料を使用しますが、エナメル塗料を使うとプラスチックが割れてしまうため、事前にラッカー塗料などで下地塗装しておく必要があります。ラッカー塗装をしていても、パーツの隙間から染み込んで割れる場合もあるため、難易度は高いといえます。そのため、おすすめは油絵の具を使う方法です。

「ホルベイン 油絵具 バーントアンバー」を専用の油「ホルベイン 画用液 ペトロール O500」で5〜10倍に薄めて使うと、プラスチックを割ることなくウォッシングができます。手順としては、

  • 薄めた油絵の具をプラモ全体に塗ります。筆は塗りムラをなくすために平筆を使用しましょう。「タミヤ メイクアップ材シリーズ No.46 モデリングブラシ HF 平筆 No.0 87046」などの筆です。
  • 塗るときは素早く塗り、塗り終わったら乾かします。
  • 濃すぎる部分は、綿棒にペトロールを染み込ませて違和感のない程度に拭きましょう。



<チッピング>
チッピングはプラモの塗装をはがれたように見せかけ、リアルな雰囲気を出すという手法です。チッピングのやり方は何種類かありますが、今回は一番簡単な上から塗るチッピングをご紹介します。塗料は水性の「ファレホ モデルカラー 70855 #205 ブラック(上塗り用)」などがいいでしょう。

色は下地を何色にしたいかで決まりますが、黒か白が違和感のない色です。筆は細部を塗るため、できるだけ細いものを選びます。「タミヤ メイクアップ材シリーズ No.153 モデリングブラシ HG 面相筆 超極細」などがおすすめです。塗装はがれをリアルに表現するには技術が必要ですが、上手くできたときの見映えは素晴らしいものですので、試してみてください。


<雨垂れ、錆垂れ>
雨垂れや錆垂れは、雨や錆びが上から垂れてきて汚れているように見せる表現です。雨風に晒された建物や、金属製の建造物などによく見られますので、プラモにこの塗装法を使うと、長年外に置いてあったようなリアルな質感を出すことができます。

「GSIクレオスのガンダムマーカー」を使うと、簡単に雨垂れ・錆垂れの表現ができるためおすすめです。ガンダムマーカーという名前ですが、ほかのプラモにも使用可能です。

  • 錆垂れを表現したいならブラウンのマーカー、雨垂れを表現したいならホワイトを上から下(重力方向)に塗ります。
  • それだけでは、ちゃんとした表現になりませんので、その上からぼかしペンを使ってぼかしていけば、とてもリアルな表現が可能です。



<ドライブラシ>
ドライブラシとは、主に角の部分に少し色をつけることで、擦れて塗装がはがれたように見せ、使用感を表現する塗装方法です。チッピングよりも少し小規模のものというイメージでしょうか。その名の通り乾いたブラシを使用すれば、この塗装方法が可能となります。

ドライブラシをする筆は少し固めで小さいものが良く、「ガイアノーツのモデラーズプロデュース NAZCA ブラシシリーズ ドライブラシ1 スモール」のようなものがいいでしょう。
塗料はどんなものでも使えますが、ラッカー塗料を使うとドライブラシの効果が出やすいため、おすすめです。金属感を出すためには「ガイアノーツのガイアカラー 009 ブライトシルバー (メタリック)」などが最適です。

ラッカー塗料は乾くのが速いため「GSIクレオスのMr.リターダーマイルド T105」を少し加えて使いましょう。手順としては、

  • 筆に塗料を染み込ませた後、ティッシュなどで水分を拭き取ります。
  • そして、十分に乾いた状態でプラモの角の部分に塗料を塗っていきます。
  • 筆に水分が少ない状態で塗るため、筆に付着している塗料がすぐなくなります。そのため、筆に塗料を染み込ませて、水分を取って塗るを何度も繰り返して塗っていきます



■まとめ
ウェザリング塗装は、汚したり傷をつけたりすることで、プラモをよりリアルに見せる塗装方法です。本物に近づけるためには、ある程度の塗装技術が必要ですので、初心者だと難しく感じるかもしれませんが、ある程度プラモの塗装に慣れてきたらウェザリング塗装にも挑戦してみてください。 プラモの表現の幅が広がり、もっと楽しめるようになりますよ。 

 

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トーイ店長

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おもちゃ買取ドットJPプラモ買取部門トーイ店長だニャ!ガンプラ、戦車、カーモデル、軍艦、いろんなプラモデルを買い取っているニャ。珍しいものを見つけたり、大量にお買い取りしたり、楽しいことがあったらブログを書くニャ。もちろん価格表の更新もするのニャ!更新をおまちくださいニャ~