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1980年代に初めて発売され、累計の出荷数は4000万個以上という大人気ゾイドシリーズ。最近では、テレビアニメやメディアミックス展開が積極的に行われ、今でも人気が続いています。今回は、そんな人気のゾイドの歴史についてお話しします。
初めはアメリカの市場をターゲットに「ZOIDS」という名称で販売され、接着剤等を必要とせず簡単に作れ、ゼンマイ仕掛けで動くという点で人気を集めました。その後、日本でも商品を展開する運びとなり、メカ+ボーン(骨)の造語で「メカボニカ」という名前で売り出されました。
ですが、日本ではそこまで注目されず人気が出なかったため、翌年に「メカ生体ゾイド」へ名前を変更し、同時に電動モーターを搭載した「ビガザウロ」を店頭で動かしながら展示することで、一躍人気のシリーズへと生まれ変わったのです。
その後、宇宙のどこかにあるゾイド星という場所で、ゼネバス帝国とヘリック共和国という国同士が戦う「ゾイドバトルストーリー」という世界観が作られ、さらにほかの国もどんどん作られて世界観が広がっていき、第1期終了の1991年までその人気は続いていくこととなります。この期間だけで、日本国内の出荷数は1900万個以上になっています。
・欧米での展開
ヨーロッパでは、1984年ごろに「ZOIDS」の名前で販売されており、シリーズによってカラーリングが異なり、設定も違うものになっていました。日本では1991年に一度生産がストップしたゾイドですが、海外ではまだ生産が続けられていました。1993年にはヨーロッパでメッキでできた「ZOID2」が展開され、その翌年にはアメリカで「TECHNO ZOIDS」というシリーズが展開されましたが、アメリカよりもイギリスでの売り上げのほうが高いという状態でした。
・【第2期】1999年〜2006年
長い間国内での生産はストップしていましたが、インターネットの普及で、1997年にはゾイドのWebサイトが作られました。そこではゾイドの限定販売などが行われ、また東京ゲームショウでは展示もありました。そういったイベントなどで再度ゾイドの熱が高まる中、9年ぶりに新しい「機獣新世紀ゾイド」が展開され、キットの販売と「ゾイド -ZOIDS-」というアニメも公開されました。
さらに2001年には「ゾイド新世紀スラッシュゼロ」が放送され、翌年には「ゾイドブロックス」というシリーズも展開されました。そのまま勢いを保ったまま、2004年にアニメ「ゾイドフューザーズ」、2005年にアニメ「ゾイドジェネシス」とそのキットを販売しましています。
そして翌年3月に、同業者であるタカラと合併し、タカラトミーとなります。4月には「ネオブロックス」シリーズをリリースし、11月にはコトブキヤとコラボして、「ゾイド ハイエンドマスターモデルシリーズ(HMMシリーズ)」をリリース。HMMシリーズは、ゾイドシリーズを1/72スケールでリメイクしたもので、現在でも人気のシリーズとなっています。
・2008年以降
アニメの放送が終了し、2008年には電撃ホビーマガジンとゾイド誕生25周年を記念した「ゾイドリバースセンチュリー」と、アニメ10周年記念商品などが販売されました。2010年には、海洋堂ややまとなどの完成品フィギュアなどが販売されています。2012年は子会社のトミーテックから、「モデラーズスピリットシリーズ」を8種類展開し、2016年3月には、トランスフォーマーとのコラボとして「ZOIDSマスターピース シールドライガー」と「セイバータイガー」がリリースされました。
・【第3期】2018年〜
2018年2月には、新シリーズである「ゾイドワイルド」が発表され、6月には第3期のシリーズとして販売されました。そのほかにも、2019年には新たなアニメ「ゾイドワイルドZERO」も放映されています。
40年近くも、子供だけではなく大人からも人気を獲得し続けているゾイドシリーズ。人気の秘密がわかっていただけたでしょうか。男心をくすぐるギミックと見た目で、どのモデルもコレクションしたくなってしまいますね。
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